Binanceの先物取引には、パーペチュアル(無期限)契約とデリバリー(期限付き)契約の2種類があります。ほとんどの方が利用しているのはパーペチュアル契約ですが、デリバリー契約にも特定の場面で優位性があります。両者の違いを理解して、適切な取引ツールを選びましょう。
パーペチュアル契約:満期日がない
パーペチュアル契約の最大の特徴は満期日がないことです。ポジションはいつでも好きな時に決済できます(ロスカットされない限り)。この柔軟性が最も人気がある理由で、満期や受渡しを気にする必要がありません。
ただし、満期日がないからこそ、契約価格が現物価格から大きく乖離しないようにするための仕組みが必要です。それが資金調達率(ファンディングレート)です。8時間ごとに精算が行われ、ロング側とショート側の間で手数料が支払われます。
デリバリー契約:固定の満期日がある
デリバリー契約には明確な満期日があります。例えば「四半期契約」は四半期末に自動で決済されます。満期を迎えると、その時点の精算価格でシステムが強制的にポジションを決済します。利益が出ていても損失が出ていても関係ありません。
デリバリー契約には資金調達率がありません。つまり長期保有しても8時間ごとの手数料を支払う必要がありません。中長期のヘッジや裁定取引を行いたいトレーダーにとって、これは大きなメリットです。
どちらが人気?
Binanceではパーペチュアル契約の取引量がデリバリー契約を大きく上回っており、流動性も優れています。個人トレーダーの大半がパーペチュアル契約を選ぶ理由は以下の通りです。
- 操作がより柔軟で、いつでも決済可能
- 通貨ペアが豊富で、人気通貨はほぼすべて対応
- 板が厚く、スリッページが小さい
デリバリー契約のユーザーは主に機関投資家や裁定取引を行うプロトレーダーです。
初心者はどちらを選ぶべきか
先物取引を始めたばかりの方には、USDTマージンのパーペチュアル契約をおすすめします。最もわかりやすく、流動性も最高で、Binanceのチュートリアルやツールも最も充実しています。
Binanceアプリやウェブ版で先物取引に入ると、デフォルトでパーペチュアル契約のページが表示されます。Binanceへの登録と本人確認を完了すれば、先物機能を開設できます。
リスクに関する注意:パーペチュアル契約でもデリバリー契約でも、レバレッジ取引にはロスカットのリスクがあります。初心者はまずルールを理解してから、少額またはデモ口座で練習し、大きなポジションは避けてください。