Binanceでの運用が複雑になってくると ── 自動売買ボット、裁量トレード、長期保有を同時に行う場合 ── 1つのアカウントですべてを管理するのは煩雑になります。そんな時に活躍するのが「サブアカウント」機能です。
サブアカウントとは
サブアカウントは、メインアカウントの配下に作られる独立したアカウントです。各サブアカウントは独自の資産、取引履歴、APIインターフェースを持ちます。「一人の名義で複数の銀行口座を開設する」ようなイメージで、それぞれのアカウントは互いに影響しません。
メインアカウントとサブアカウント間では無料で資産を振替できますが、サブアカウント同士の資産は分離されています。
サブアカウントが必要な人
- 複数のトレードボットを稼働させているユーザー:ボットごとに独立したサブアカウントとAPIを使い、互いに干渉しない
- 戦略を分けたいトレーダー:例えば、サブアカウントAで現物の長期投資、サブアカウントBで先物の短期売買
- チームでの運用:メンバーごとに異なるサブアカウントを管理し、権限を明確に分離
- リスク管理:サブアカウント間で資産が分離されているため、一つの戦略がロスカットされても他のアカウントの資金に影響しない
少額で取引する一般ユーザーには通常必要ない機能で、一定の取引規模と管理ニーズを持つユーザー向けです。
サブアカウントの作成手順
- Binanceのウェブ版にログインし、「アカウント管理」→「サブアカウント」に進む
- 「サブアカウントを作成」をクリック
- サブアカウント用のメールアドレス(Binanceに未登録のもの)とパスワードを設定
- サブアカウントのタイプ(標準型またはマネージド型)を選択
- 認証を完了するとサブアカウントが作成されます
注意:サブアカウント機能はメインアカウントがVIP 1以上であることが条件です。デフォルトではこの権限はありません。取引量の達成または一定量のBNB保有によってVIPランクをアップグレードできます。
権限管理
メインアカウントから各サブアカウントに細かい権限を設定できます。
- 取引権限:現物/先物取引を許可するかどうか
- 出金権限:外部への出金を許可するかどうか
- API権限:APIキーの作成を許可するかどうか
- 振替権限:サブアカウントからメインアカウントへの資産振替を許可するかどうか
最も安全な設定は、サブアカウントには取引権限のみを付与し、出金権限は無効にすることです。すべての入出金はメインアカウントから行い、サブアカウントは取引の実行のみを担当させます。
資産の振替
メインアカウントとサブアカウント間の資産振替は「サブアカウント管理」ページで行います。送金元アカウント、送金先アカウント、通貨、金額を選択するだけです。振替は手数料無料で即時反映されます。
複数の戦略を1つのアカウントで管理しているなら、サブアカウント機能ですべてを整理しましょう。Binanceに登録後、VIPランクに到達すれば利用を開始できます。