Binanceの先物画面を開くと、USDT契約(USDTマージン)とコインマージン契約の2つのカテゴリが表示されます。両者の核心的な違いは、どの通貨を証拠金として使い、どの通貨で損益が決済されるかという点にあります。
USDTマージン契約:USDTを証拠金として使用
USDTマージン契約(USDT無期限契約とも呼ばれます)のルールは非常に直感的です。
- 証拠金はUSDT
- 損益はUSDTで決済
- BTC、ETH、その他どの通貨を取引しても、アカウントにUSDTがあれば取引可能
例:100 USDTの証拠金で10倍レバレッジのBTCロングポジション。BTCが5%上昇すれば50 USDTの利益、5%下落すれば50 USDTの損失。全プロセスがUSDTのみで完結するため、計算が非常にわかりやすいです。
コインマージン契約:暗号資産を証拠金として使用
コインマージン契約のルールは少し異なります。
- 証拠金は取引する通貨そのもの(例えばBTC契約ならBTCを証拠金に使用)
- 損益もその通貨で決済
- 契約の額面はUSD建てですが、実際の決済はすべて暗号資産で行われます
例:0.01 BTCの証拠金で10倍レバレッジのBTCロングポジション。BTCが上がれば利益はBTCで受け取り、下がれば損失もBTCで支払います。
損益計算に隠された違い
コインマージン契約には見落とされやすい特徴があります。証拠金自体の価値も変動するのです。
BTCのコインマージン契約でロングしている場合、BTCが上がると利益として追加のBTCを得ると同時に、保有しているBTC自体も値上がりしています。これはダブルリターンです。しかし逆にBTCが下がると、BTCの損失が出る上に、残りのBTCの価値も下がるため、ダブルロスになります。
USDTマージン契約にはこの問題がありません。USDTの価値は安定しているため、損益は純粋な金額の数字です。
初心者はどちらを選ぶべきか
初心者にはUSDTマージン契約をおすすめします。その理由は明確です。
- 損益計算がシンプルで、USDTがそのまま「お金」なので一目瞭然
- 一種類の証拠金ですべての通貨ペアを取引でき、複数の暗号資産を保有する必要がない
- 通貨ペアが豊富で流動性も高い
- ほとんどの教材や戦略がUSDTマージンを前提に書かれている
コインマージン契約は、すでに大量の特定の暗号資産を保有しており、保有しながらヘッジ取引をしたいユーザーにより適しています。
先物取引の練習を始める準備ができたら、まずBinanceに登録して、先物画面で「USDT契約」を選択すればUSDTマージンモードです。
リスクに関する注意:どちらの契約タイプを選んでも、レバレッジ取引にはロスカットと元本損失のリスクがあります。ルールを十分に理解してから慎重に取引してください。